サイト『果てない大地 遠い空』の別館です。
異文化SchoolDays企画でのチャットに関するレポート、なり茶告知の場所です。
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イトル大先生にベタ褒めされておだてられて調子に乗ったシンが通ります。
いっちゃんに小説を褒められるとか光栄にも程があるわ。
CSネタで四角関係。
椎那が色々酷いです。い、いつもはこんんなじゃnだいたいこんな感じだった(
椎→晴→縷→佐→椎で各々自分の気持ちは隠してるし他のメンバーにもばれてない、
でも自分の好きな人が誰を好きかは分かってしまうし、自分の事を好きな人にだけは自分の気持ちがばれている、
そして誰かが自分の事を好きだという事には気付いてない。
そういう前提でお願いします。
出演者:椎那・縷々・晴太・佐伯
お借りしました!!!
四角関係の筈が椎那が暴走したせいでちょっと椎縷っぽい表現がある百合が苦手な人は気をつけてね(何)
いっちゃんに小説を褒められるとか光栄にも程があるわ。
CSネタで四角関係。
椎那が色々酷いです。い、いつもはこんんなじゃnだいたいこんな感じだった(
椎→晴→縷→佐→椎で各々自分の気持ちは隠してるし他のメンバーにもばれてない、
でも自分の好きな人が誰を好きかは分かってしまうし、自分の事を好きな人にだけは自分の気持ちがばれている、
そして誰かが自分の事を好きだという事には気付いてない。
そういう前提でお願いします。
出演者:椎那・縷々・晴太・佐伯
お借りしました!!!
四角関係の筈が椎那が暴走したせいでちょっと椎縷っぽい表現がある百合が苦手な人は気をつけてね(何)
*****
―――すらりと伸びた長い手足。
ふわふわ、お洒落な服と、それに似合うウェーブのかかった長い髪。
女性らしい言葉と仕草に、色気を帯びた大人っぽい美しい笑顔。
「…はあ」
神様は不公平だ。
自分より年下の友人を眺めて、椎那は何度目になるか分からない溜息を漏らした。
「…いいなあ」
ポツリと漏らされた呟きに、椎那は手を止めて縷々を見た。
当の言葉の主は目を細めて自分を見ている。
椎那が飲みたい酔いたいと一人で酒を飲んでいると当然のように彼女もニコニコと加わり、プチ飲み会が始まって今に至る訳だ。
何も不思議な事はない。
だって、何か不安や悩み事、嬉しい事がある度に、普段からこうやって二人で飲んでは語らっているのだから。
だが彼女の言葉に椎那は不機嫌そうに眉を潜めた。
そんな椎那の様子に、縷々は気付かない。
「明るくて、元気で、誰に対しても仲良くなれて…椎那ちゃんが皆に好かれるの、分かるな」
「…何言ってるの?」
それは縷々の方ではないのか。
誰もが彼女を慕い、彼女に近付き、彼女と仲良くなろうとする。
それこそ、自分などには敵わない位に。
あの人が縷々に想いを寄せるのも当然の事で、そもそも自分などが張り合おうという方が無謀なのは分かっている。
分かっている、けども。
「意味分かんない。何であたしが羨ましがられるの?あたしのどこが好かれてるの?」
自然と苛立つ気持ちが口調に出る。
その棘のある言葉に、ようやく縷々も椎那の様子がいつもと違う事に気付いたようだ。
「縷々なんかめちゃめちゃ皆に慕われてるやん。顔だって美人やし、スタイルも性格もいいとかさあ。あたしなんかちびやし別段可愛くもないしどう頑張ったってガキにしか見えんしそれこそ色気なんかないし」
酒の勢いというのは恐ろしいと初めて感じる。
あんなに隠してごまかして笑ってきたのに、一度本音をこぼすともう止める事は出来なかった。
「…そんな事ないと思うけど…」
縷々は驚いたように瞬きをした後、それに、と少し目を伏せて言葉を続ける。
「いくらみんなから好かれたって、たった一人に好かれなきゃ、意味がない」
「それこそ、それこそあたしなんか!」
縷々の言葉にガタッと音を立てて立ち上がる。
ビクリと顔を上げて真ん丸な目をしている友人を睨み付けて、怒ったような泣きそうな表情に顔を歪めた。
「…っ、る、縷々なんかっ…」
「…え?」
唐突な椎那の行動に、縷々が小さく声を漏らした。
「きゃー!」
目指す場所からの縷々の悲鳴に、晴太は何事かと駆け込んだ。
ガタガタ、どたばたという音と共に目に入ったのは―――…
「やっ、ちょ、きゃはっ、やだやだやめてえええぇぇ!」
「…何やってんだ?」
床に倒れ込んだまま縷々を拘束してくすぐっている椎那と、逃げようともがきつつも過剰反応している縷々を見て、脱力したように呆れ声を出す。
「縷々なんか、大好きだー!」
抱きしめる形で縷々の体に顔を埋めたままモゴモゴと叫ぶが、縷々をいじる事は止めようとしない。
「ちくしょう可愛いなもうこのやろー!その色気はどうやって手に入る、こうか、こうか!」
縷々の体に回した手でもんずと縷々の胸を掴んだ。
「きゃー!きゃー!やめてええぇぇ!!!」
サッと二人から目を反らす晴太。
自分に助けを求める縷々の悲鳴に近い声が聞こえるが、何をどう助ければいいのやら。
取りあえず、視線は反らしたまま突っ込んでみる。
「…色気のある奴はんな事しねえと思うぞ」
「せーた君に縷々は渡さへん縷々はあたしのモン!」
まるで繋がりのない返答が返ってきて、こいつどんだけ飲んだんだよなんて心の中で呟く。
間髪を入れず、椎那の声に被さるように低めの声がした。
「誰がお前のモンやねん酔っぱらい」
ごつんという音と共に椎那の間抜けな悲鳴が上がる。
晴太が視線を戻すと、いつの間に来たのか佐伯が椎那にゲンコツをお見舞いし、べりべりと縷々から引き剥がしているところだった。
解放された縷々が安心したように半泣き顔になる。
「うわっ酒くさっ!どんだけ酔ってんねんお前」
どさ、と椎那を床に下ろしてから、テーブルの上の空き瓶と椎那とを交互に見てげんなりした顔をする。
「酔ったら悪いですか。だよねーあたしどう見ても未成年やもんね!子供が酒飲むなっていう話ですよね!」
はいはい、と軽くあしらいながら椎那を黙らせる手慣れた様子はさすが幼馴染みである。
大人しくなった椎那はもそもそと椅子に座り直すが、唐突に机の上に突っ伏して呻きにも似た声を出す。
「…あかん、眠い…」
それきり動かなくなる椎那をみて三人は顔を見合わせた。
晴太が戸惑うように肩をすくめる。
「しかしこいつがここまで酔うのも珍しいよな。何でこんなに荒れてんだ?別に酒乱でもないのに」
ぶんぶん、と縷々が首を振った。
「別に、普通に二人で飲んでただけなんだけど…椎那ちゃんが酔いたいって言って一人で飲んでたから私も参加して」
椎那の事を羨ましいと言った事は何だか恥ずかしいから伏せて。
かいつまんで説明しただけなのに。
「ああ…そら荒れるわ」
縷々の言葉に佐伯が納得顔になる。
椎那が敢えて酔いたいという時は、だいたいハイテンションになっている時か落ち込んだり辛い事があった時。
ハイテンションの時に一人で飲む奴ではないからきっと後者だろう。
椎那が最近ため込んでいた事を、佐伯は知っていた。
「…もしかして私、何か椎那ちゃんの気に障るような事してたのかな。嫌われては…いないよね?」
縷々、縷々と呼んで、いつも笑顔を向けてくる椎那。
勝手に、彼女は親友だと思っていたけれど。
好き好きと言ってくれるからいい気になっていただけかもしれない。
それとも親友でも許されない事を、自分はしたのかもしれない。
不意に不安になる縷々の心情を知ってか知らずが、佐伯があっけらかんと否定する。
「あー、ちゃうちゃう、むしろ逆や」
「逆?」
きょとんと顔を見合わせる縷々と晴太。
どっちも好きで、どちらの気持ちも無視出来ない。
どうしようもなくて、ただ見守るしか出来なくて。
だからこそ、苦しい。
―――そうなんやろ、なあ椎那。俺だって同じなんやで。
「…俺にしとけばええのに」
ポツリ、呟きが漏れる。
椎那を見る佐伯の表情に、怪訝な顔をしていた縷々が慌てて視線を反らした。
不意に佐伯が二人から離れて椎那の元へ行く。
「おい椎那、こんなところで寝るな。寝るなら部屋に戻れ」
グイグイと椎那の体を揺らすが椎那は起きようとしない。
「んー…大丈夫大丈夫」
「大丈夫やない、はよ起きんかい」
「…連れてって」
顔は伏せたまま片腕を佐伯に伸ばす。
盛大に溜め息をついた後、椎那の腕を自分の肩に回して引き上げ、よっこらせと言いながら抱き上げた。
「ちょおこいつ部屋まで連れていっとっくわ」
えっ、と反射的に縷々が声を上げる。
「待って、あの、私と椎那ちゃん相部屋なんだけど…」
焦ったような縷々の言葉に佐伯がきょとんとする。
「だから?」
「えっと、だから…」
見られたら恥ずかしい、なんて言えない。
縷々に椎那を運ぶ事は出来ないし、椎那の幼馴染みの佐伯がいるのにわざわざ晴太に頼むというのもおかしな話だろう。
まあいいか、と諦める。
一応荷物は恥ずかしくない程度にはまとめてあるし、仕方ない。
「…ごめん、何でもない。お願い」
煮え切らない縷々の様子に佐伯は不思議そうな顔をして、それでも頷くと椎那を抱き直して階段を登っていく。
「―――いいな、椎那ちゃんは」
佐伯の背中が消えた方を見送りながら縷々が呟いた。
先ほどからの様子をじっと見ていた晴太は、それに答えない。
振り切るように悪戯っぽい表情に変わり、縷々が晴太を見上げた。
「酔った時に介抱してくれる男性がいるのって何かいいよね。もし私が酔い潰れたら、晴太君、介抱してくれる?」
きょとんとした後、ニッと笑ってテーブルの上の酒を指す。
「してやると言ったら、付き合ってくれるか?」
「あら、大歓迎よ。私が飲み始めた頃には椎那ちゃんだいぶ飲んでいたから、私まだ飲み足りないの」
クスッと笑って縷々が席につく。
「―――相手が佐伯じゃなくて悪かったな」
ボソリと呟いた晴太の声は、コップに酒を注いでいる縷々には届かない。
―――すらりと伸びた長い手足。
ふわふわ、お洒落な服と、それに似合うウェーブのかかった長い髪。
女性らしい言葉と仕草に、色気を帯びた大人っぽい美しい笑顔。
「…はあ」
神様は不公平だ。
自分より年下の友人を眺めて、椎那は何度目になるか分からない溜息を漏らした。
「…いいなあ」
ポツリと漏らされた呟きに、椎那は手を止めて縷々を見た。
当の言葉の主は目を細めて自分を見ている。
椎那が飲みたい酔いたいと一人で酒を飲んでいると当然のように彼女もニコニコと加わり、プチ飲み会が始まって今に至る訳だ。
何も不思議な事はない。
だって、何か不安や悩み事、嬉しい事がある度に、普段からこうやって二人で飲んでは語らっているのだから。
だが彼女の言葉に椎那は不機嫌そうに眉を潜めた。
そんな椎那の様子に、縷々は気付かない。
「明るくて、元気で、誰に対しても仲良くなれて…椎那ちゃんが皆に好かれるの、分かるな」
「…何言ってるの?」
それは縷々の方ではないのか。
誰もが彼女を慕い、彼女に近付き、彼女と仲良くなろうとする。
それこそ、自分などには敵わない位に。
あの人が縷々に想いを寄せるのも当然の事で、そもそも自分などが張り合おうという方が無謀なのは分かっている。
分かっている、けども。
「意味分かんない。何であたしが羨ましがられるの?あたしのどこが好かれてるの?」
自然と苛立つ気持ちが口調に出る。
その棘のある言葉に、ようやく縷々も椎那の様子がいつもと違う事に気付いたようだ。
「縷々なんかめちゃめちゃ皆に慕われてるやん。顔だって美人やし、スタイルも性格もいいとかさあ。あたしなんかちびやし別段可愛くもないしどう頑張ったってガキにしか見えんしそれこそ色気なんかないし」
酒の勢いというのは恐ろしいと初めて感じる。
あんなに隠してごまかして笑ってきたのに、一度本音をこぼすともう止める事は出来なかった。
「…そんな事ないと思うけど…」
縷々は驚いたように瞬きをした後、それに、と少し目を伏せて言葉を続ける。
「いくらみんなから好かれたって、たった一人に好かれなきゃ、意味がない」
「それこそ、それこそあたしなんか!」
縷々の言葉にガタッと音を立てて立ち上がる。
ビクリと顔を上げて真ん丸な目をしている友人を睨み付けて、怒ったような泣きそうな表情に顔を歪めた。
「…っ、る、縷々なんかっ…」
「…え?」
唐突な椎那の行動に、縷々が小さく声を漏らした。
「きゃー!」
目指す場所からの縷々の悲鳴に、晴太は何事かと駆け込んだ。
ガタガタ、どたばたという音と共に目に入ったのは―――…
「やっ、ちょ、きゃはっ、やだやだやめてえええぇぇ!」
「…何やってんだ?」
床に倒れ込んだまま縷々を拘束してくすぐっている椎那と、逃げようともがきつつも過剰反応している縷々を見て、脱力したように呆れ声を出す。
「縷々なんか、大好きだー!」
抱きしめる形で縷々の体に顔を埋めたままモゴモゴと叫ぶが、縷々をいじる事は止めようとしない。
「ちくしょう可愛いなもうこのやろー!その色気はどうやって手に入る、こうか、こうか!」
縷々の体に回した手でもんずと縷々の胸を掴んだ。
「きゃー!きゃー!やめてええぇぇ!!!」
サッと二人から目を反らす晴太。
自分に助けを求める縷々の悲鳴に近い声が聞こえるが、何をどう助ければいいのやら。
取りあえず、視線は反らしたまま突っ込んでみる。
「…色気のある奴はんな事しねえと思うぞ」
「せーた君に縷々は渡さへん縷々はあたしのモン!」
まるで繋がりのない返答が返ってきて、こいつどんだけ飲んだんだよなんて心の中で呟く。
間髪を入れず、椎那の声に被さるように低めの声がした。
「誰がお前のモンやねん酔っぱらい」
ごつんという音と共に椎那の間抜けな悲鳴が上がる。
晴太が視線を戻すと、いつの間に来たのか佐伯が椎那にゲンコツをお見舞いし、べりべりと縷々から引き剥がしているところだった。
解放された縷々が安心したように半泣き顔になる。
「うわっ酒くさっ!どんだけ酔ってんねんお前」
どさ、と椎那を床に下ろしてから、テーブルの上の空き瓶と椎那とを交互に見てげんなりした顔をする。
「酔ったら悪いですか。だよねーあたしどう見ても未成年やもんね!子供が酒飲むなっていう話ですよね!」
はいはい、と軽くあしらいながら椎那を黙らせる手慣れた様子はさすが幼馴染みである。
大人しくなった椎那はもそもそと椅子に座り直すが、唐突に机の上に突っ伏して呻きにも似た声を出す。
「…あかん、眠い…」
それきり動かなくなる椎那をみて三人は顔を見合わせた。
晴太が戸惑うように肩をすくめる。
「しかしこいつがここまで酔うのも珍しいよな。何でこんなに荒れてんだ?別に酒乱でもないのに」
ぶんぶん、と縷々が首を振った。
「別に、普通に二人で飲んでただけなんだけど…椎那ちゃんが酔いたいって言って一人で飲んでたから私も参加して」
椎那の事を羨ましいと言った事は何だか恥ずかしいから伏せて。
かいつまんで説明しただけなのに。
「ああ…そら荒れるわ」
縷々の言葉に佐伯が納得顔になる。
椎那が敢えて酔いたいという時は、だいたいハイテンションになっている時か落ち込んだり辛い事があった時。
ハイテンションの時に一人で飲む奴ではないからきっと後者だろう。
椎那が最近ため込んでいた事を、佐伯は知っていた。
「…もしかして私、何か椎那ちゃんの気に障るような事してたのかな。嫌われては…いないよね?」
縷々、縷々と呼んで、いつも笑顔を向けてくる椎那。
勝手に、彼女は親友だと思っていたけれど。
好き好きと言ってくれるからいい気になっていただけかもしれない。
それとも親友でも許されない事を、自分はしたのかもしれない。
不意に不安になる縷々の心情を知ってか知らずが、佐伯があっけらかんと否定する。
「あー、ちゃうちゃう、むしろ逆や」
「逆?」
きょとんと顔を見合わせる縷々と晴太。
どっちも好きで、どちらの気持ちも無視出来ない。
どうしようもなくて、ただ見守るしか出来なくて。
だからこそ、苦しい。
―――そうなんやろ、なあ椎那。俺だって同じなんやで。
「…俺にしとけばええのに」
ポツリ、呟きが漏れる。
椎那を見る佐伯の表情に、怪訝な顔をしていた縷々が慌てて視線を反らした。
不意に佐伯が二人から離れて椎那の元へ行く。
「おい椎那、こんなところで寝るな。寝るなら部屋に戻れ」
グイグイと椎那の体を揺らすが椎那は起きようとしない。
「んー…大丈夫大丈夫」
「大丈夫やない、はよ起きんかい」
「…連れてって」
顔は伏せたまま片腕を佐伯に伸ばす。
盛大に溜め息をついた後、椎那の腕を自分の肩に回して引き上げ、よっこらせと言いながら抱き上げた。
「ちょおこいつ部屋まで連れていっとっくわ」
えっ、と反射的に縷々が声を上げる。
「待って、あの、私と椎那ちゃん相部屋なんだけど…」
焦ったような縷々の言葉に佐伯がきょとんとする。
「だから?」
「えっと、だから…」
見られたら恥ずかしい、なんて言えない。
縷々に椎那を運ぶ事は出来ないし、椎那の幼馴染みの佐伯がいるのにわざわざ晴太に頼むというのもおかしな話だろう。
まあいいか、と諦める。
一応荷物は恥ずかしくない程度にはまとめてあるし、仕方ない。
「…ごめん、何でもない。お願い」
煮え切らない縷々の様子に佐伯は不思議そうな顔をして、それでも頷くと椎那を抱き直して階段を登っていく。
「―――いいな、椎那ちゃんは」
佐伯の背中が消えた方を見送りながら縷々が呟いた。
先ほどからの様子をじっと見ていた晴太は、それに答えない。
振り切るように悪戯っぽい表情に変わり、縷々が晴太を見上げた。
「酔った時に介抱してくれる男性がいるのって何かいいよね。もし私が酔い潰れたら、晴太君、介抱してくれる?」
きょとんとした後、ニッと笑ってテーブルの上の酒を指す。
「してやると言ったら、付き合ってくれるか?」
「あら、大歓迎よ。私が飲み始めた頃には椎那ちゃんだいぶ飲んでいたから、私まだ飲み足りないの」
クスッと笑って縷々が席につく。
「―――相手が佐伯じゃなくて悪かったな」
ボソリと呟いた晴太の声は、コップに酒を注いでいる縷々には届かない。
***** 椎那の嫉妬が酷い(笑) 縷々が椎那の気持ちに気づかない鈍感さんみたいな感じになっちゃってるけど、 縷々が鈍いんじゃなくて椎那が普段自分のそういう気持ちは全く表に出さないだけ。
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