CS兄弟ﾊﾟﾛ『ﾎﾗｰvsｽﾌﾟﾗｯﾀ』

捜査のために出張で車を運転している征治さんと慎、遠足で子供達と山に来ている誠一さんと椎那の会話。

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椎那「うわ何それ何観てんの」
慎「心霊特集～♪」
椎那「はー？バカじゃないの何なの死ぬの呪われろ」
慎「お、ここあそこじゃね、国道を東に行った方にあるトンネル。マジかあそこ出んのか今度行ってm」
　〈ブチッ〉（チャンネル変えた）
慎「あっ変えやがった!!!」
椎那「今からロードショーやんの。バイハザ」
慎「こんなスプラッタものの何が面白いねん」
椎那「グチャってなってズパッて切れて血飛沫が飛んで肉塊が潰れて血の海にまみれるところ」
慎「……………」
椎那「嫌なら観んな」

慎「なーんてあったんすよ。マジ、スプラッタ好きとか神経を疑いません!!?」
征治「バイオハザードは普通に名作だろう」
慎「俺、昔っから血とか駄目なんすよねえ…現場はまだだいぶ慣れたんすけど、現在進行形で人体から出血してるのとか怪我とか見るの、ダメ」
征治「そういえば初事件の時はお前吐いていたな」
慎「いやぁ、アレは駄目っしょ、アレは。新人への洗礼にしてもあの事件は…」
征治「悪夢のような惨状だったからな…」
慎「やぁな事思い出させないでくださいよー。あっ、そういやその俺が見てたTVでやってたんすけど、この辺り結構な心霊スポットらしいっすね」
征治「　　　　　」
慎「何でもー？江戸時代にここらで武将を裏切った者の一族が全員惨殺されたとかで。その怨霊がどうとかで、ガチでやばいらしいとか」
征治「　　　　　」
慎「やべえ恐えwww心霊写真とかねー！撮れるモンなら撮ってみたいっすよね、あはは」
征治「　　　　　」
慎「って、ちょ、どこ行くんすか先輩。そっち違いますよ引き返して！ハンドルちゃんと握って！ちょ、先輩運転代わりますどっか停車して刑事が事故とか洒落になんねえ！」

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誠一「大木先生！大丈夫か！」
椎那「大丈夫ですぅー、子供は無事ですよ！」
誠一「何がどうなったんだよ、落ちたのか!!?」
椎那「雨で地面がぬかるんでたみたいで。この子が足を踏み外したのを咄嗟に掴んで引き上げようとしたら勢いであたしまで落ちちゃって。あはは」
誠一「まあ、大怪我はしなくて良かtt∑ギャー血が!!!」
椎那「あ、へぇ？大丈夫ですよこんなの。ちょっと擦りむいただけです」
誠一「どこが!!?半端ねえ出血!!!肉が裂けて何か見えてrあっやべ…俺貧血起こしたわ…」
椎那「はぁ？」
誠一「俺さ…グロいの駄目なんだよね…昔から…」
椎那「あー、男の人って案外駄目な人多いですよねーグロいの。…これってグロ…？」
誠一「やばい、気分悪い。立てない。もう駄目だ俺のことは置いていけ…」
椎那「まあとりあえず戻りましょうか。この子抱っこしてもらえますか、あたしちょっと流石に足痛いんで」
誠一「おう、お前はおぶされ？」
椎那「はっ!!?いやいやいや、そんな天道さんのお手を煩わせるわけには!!!!!!」
誠一「？何言ってんだ？ほら」（しゃがみ込み）
椎那「…っ…あー…何かすみません…」
誠一「よいせっと。気にすんな、お前小さい分軽いし。当たる胸もないしな！あははh苦しい苦しいすみませんごめんなさい!!!!!!」

椎那「やぁ、それにしても薄暗いですね…足元に気をつけてくださいね。ここで天道さんまで足滑らせて落ちたら今度こそやばいですね（笑）」
誠一「おいおい笑えねえよ（笑）まあ確かに、いかにも出そうな雰囲気あるよなあ」
椎那「　　　　　」
誠一「何かこう？白い影とかな！フッと見えそうだよな！この辺出るとかそういうのは聞いたことないけどな！あはは！」
椎那「あはは！やめてください死んでしまいます」
誠一「何？お前そういうの苦手な系？」
椎那「まあ、そうですね。恥も外聞もなく天道さんにしがみついてしまう程度には？」
誠一「あ、自分で言っちゃうのね…」