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サイト『果てない大地 遠い空』の別館です。 異文化SchoolDays企画でのチャットに関するレポート、なり茶告知の場所です。
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お風呂に入ってる時に、ふと思った。
「そうだ、あのネタ、なり茶で使うつもりだったけど短文にしてもいいんじゃね?」
そしたら何か書けそうだったので短文にした。

…銀茄子です、すみません。
銀ちゃん目線です、すみません。
CPものなのに雪音先生を結構お借りしてます。
一部、ジャックさん・ラルフ先生・ヤツフサ先生・インフィニティ君・咲ちゃん・サディさん・カズキン・コリコ君も借りてます。
サディさんとカズキンとコリコ君に至っては台詞すらありませんが;;;
というか結構お借りしてるので、どうせならなり茶で絡んだ事のある方のキャラさんを一人ずつお借りしよう!とか思ったらこんな事になりました…
マジですみません苦情は随時受け付けます不都合ありましたら即修正いたします気を悪くされたら謝ります(土下座)
あと雪音先生が銀ちゃんの事を何て呼んでいるのか分からなかったので、取りあえず「銀牙」にしました。
もし何か呼び方がありましたら修正します!
→修正しました、教えてくださってありがとうございます!


*****



学園総出で、新年の打ち上げがあった。
とは言ってもこの顔ぶれだと宴会騒ぎになるは言うまでもなく。
どさくさに紛れて悪ふざけをする者が出るのは当然で。
自分がその犠牲になるのもまた、当然のような流れだった。
 
「ひぎゃ!!!!!!」
唐突に自分を襲った刺激に、いつもながら情けない悲鳴を上げて自分は崩れ込んだ。
振り返ると案の定、ナスク殿が自分の尻尾を握ってにこやかに笑っている。
「ぎーんちゃん♪」
「ナ…ナスク殿、やめ へにゃ!!!???」
ヘロヘロと力なく尻尾を抑える自分を見てあはははと笑う。
その背後からジャック殿が近付いて、ナスク殿をひょいと抱き上げた。
「ナスクさん、やめてあげましょうよ;;」
「えー、だって気持ちいいんだもん銀ちゃんの尻尾」
ナスク殿を抱き上げたまま、何やら話しながらジャック殿が向こうの方へ去って行く。
助かった、と脱力している自分の肩をポンと叩いて、ラルフ殿が苦笑する。
「…あっちで雪音先生とヤツフサ先生が飲んでいるわよ。こっちは私に任せて、ちょっとゆっくりしてきなさいな」
「ラ、ラルフ殿…では、お言葉に甘えて少しだけ…;;」
崩れ込んだ体勢のまま、二人の所までヨロヨロと這って行く。
近付く自分を見てヤツフサ殿が手を上げた。
「おー、銀牙!お前もこっち来いよ!」
自分に淹れてくれるつもりなのだろう、雪音殿が新しいコップを取り出す。
「あ、自分は酒はいいであります。お茶かジュースはありますか?」
「おう、何でもあんぞ!ウーロン茶とオレンジジュースとコーラとミルクティーと…」
ヤツフサ殿が機嫌良く飲み物の種類を挙げていくのを聞きながら、お二人の横に座って一息つく。
その瞬間、またしても尻尾を握られる。
「はぅ!!!…ナスク殿、だから尻尾はやめてくださいと…」
尻尾を抑えながら振り向いた先には、インフィニティ殿と咲殿がしゃがんで得意顔になっていた。
「尻尾もふり隊の試み、成功」
「な、何でありますかそれは;;お二人とも、尻尾をもふるのはやめて欲しいであります;;」
「…耳はいいのですか?」
「耳も駄目であります!!!;;;」
自分の言葉に顔を見合わせたインフィニティ殿と咲殿が、今度はじっとヤツフサ殿を見つめた。
その視線にヤツフサ殿が、たじ、となる。
「な、何だお前ら何でこっち見る。ちょっ待て来るな来るな、俺だって尻尾も耳も触らせはしな」
言葉の途中で逃げ出すヤツフサ殿と、彼を追いかける二人。
その様子に雪音殿がケラケラと笑う。
「獣耳と尻尾を持つ奴は人気者だなあ。おい犬、元気娘ならあそこにいんぞ」
そう言って示された先では、ナスク殿がサディス殿と和樹殿とコリコ殿と共に、何やら盛り上がっているようだった。
ナスク殿は猫みたいだと、時々思う。
人懐こくて誰とでも仲良く出来る点では犬なのだが。
コロコロ変わる表情、掴み所のない突拍子のなさ、先程まで自分の尻尾をもふっていたのに次の瞬間には別の誰かと笑っている、その自由さが―――猫みたいだと、思うのだ。
不意に、何やらもやもやとしたものが胸にこみ上げる。
―――自分は、苛ついているのでありましょうか?
何に対して?何故?
「ま、お前も飲めや。テンション上げてけばもふられる事もないんじゃねーの?」
首を傾げている自分に雪音殿が酒を勧めてくる。
「雪音殿、自分は酒が苦手でありまして」
慌てて断る自分の言葉につまらなそうな顔をした雪音殿が、不意に自分の顔に手を伸ばしてきた。
「―――お?お前、前髪に何かついて―――…」
「駄目―――!!!」
突然背後から勢い良く体重が加わり、額の激しい痛みと共に視界に火花が散る。
クラクラする頭を抑えて瞬きをすると、前に座っていた雪音殿も額を抑えていた。
ああ、今自分は雪音殿とおでこごっつんこ、な状態になったのだと状況把握。
背後から腕を絡ませ、のしっと肩に顎を乗せてもたれかかってくるのはナスク殿だ。
「…元気娘ぇ、お前、酔ってんなぁ…?」
「酔ってません!!!」
痛みを堪えるように言う雪音殿の言葉に、その自信はどこから、と首を傾げたくなるほど自信満々に、きっぱりと言ってのける。
…ですが、ナスク殿。若干酒臭いでありますよ。
「銀ちゃんは、あたしのなの!」
怒ったような強い口調で言ってギューと腕に力を込めてくる。
「ぐえ…で、ですがナスク殿。自分はナスク殿のものではないでありますよ;;」
苦しそうに答えると、ピタ、と首を絞める腕をとめる。
「…何で?」
「いや、何でと言われましても。ナスク殿のものじゃありませんし、誰のものでもないであります」
んー、と何か考えている風なナスク殿と自分を見て、雪音殿が何やらにやにやする。
「何だぁ?元気娘、ジェラシーか?」
「雪音殿、ナスク殿は別にそういう訳では…うわっ!?」
突然ナスク殿が自分の肩を乗り越え、コロンと一回転してあぐらを組んでいる足の上にドサリと落ちた。
仰向けに寝転がった状態で自分を見上げ、にぱっと笑う。
「そっか、銀ちゃんだけがあたしのだったら不公平だもんね。んじゃあたしも銀ちゃんのもの!」
「…そういう問題ではないのですが;;」
「こいつ完璧酔ってやがるな。ちょうどいい、犬お前、元気娘がこれ以上飲まないように捕まえとけ。酒なくなったからちょっくら取ってくるわ」
よっこらせと立ち上がって行ってしまった雪音殿を見送って、再び足の上のナスク殿を見る。
ニコニコと機嫌良く笑っているナスク殿の笑顔につられて、つい自分も笑顔になってしまった。
自分を見上げてゴロゴロと喉を鳴らしているようで、やっぱり猫みたいだ、と思う。
友達とも娘とも違う、この感情。
もし自分に妹がいたらこんな感じだったのでありましょうか。
ならば、ナスク殿がいつか大人になって自分の事を見向きもしなくなるまでは、こんな関係も悪くない、と思う。
今だけは、自分はナスク殿のものでも構わないであります。

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無題

 銀茄子に全私が悶えました(にこっ
 そして雪音ふぉおおおう!!!!!!!(何
 いいんですか銀茄子に雪音がこんなに出張っても!!!! 私は至極光栄幸せ極まりないのですが!!!!!!!!(うるさい
 とりあえず銀牙くんの尻尾をもふり隊です。
 でこごっつんにキュンとしました(何故
 そしてナスクちゃんが可愛いです。何この可愛い生き物。いいぞもっとやr(ry
 積極的というか銀ちゃん大好きなナスクちゃんが大好きです。
 雪音がすごく良いポジションで銀茄子を眺めているのが非常に羨ましいです。
 銀茄子は兄妹のように思えます。非常に和みます。大好きです。もっといちゃつけばいいのに(黙

 そして雪音の銀牙くんの呼び方ですが、雪音は銀牙くんを「犬」と呼びます!!(酷
 銀牙くんとはまだあまり絡んだことがないため私自身忘れかけていましt(ry

 
 とても美味しい銀茄子をありがとうございました!!!!

 
 
天薙天地 URL 2010/01/05(Tue)12:47:40 編集
無題
すごい、面倒見の良いラルフを久々に見た気が致します←

そしてやはり、銀ナスは王道ですね、わかります^^
この可愛さ加減、安心の萌え、王道たる由縁ですvv
尻尾もふり隊にはどちらで入れますか?←
この二人は本当に可愛らしい。
駄菓子菓子!!!
あぁ、銀牙さん、妹なんて言わずに!!!!
とPCの前で悶えた不審者は私です。

外野があまり騒ぐのもあれなので、今回は必死に短めに。
だが最後に一つ。
私もジャックさんに抱き上げられt(ry)

どうも失礼致しましたーーー(脱兎)
イトル 2010/01/05(Tue)13:14:33 編集
コメントお返事
>天蓋天地さん
雪音さんお借りしました!!!(爆)
いやいやこちらこそCPなのにお借りして「恋愛沙汰に勝手に人のキャラを使うんじゃねーよ」とか怒られたらどうしようかと…!;;
そのうち雪音さんとももっとがっつり絡む話を何か書きたいものです…!
シドさんや灯幸さんもいいですけど取りあえず雪音さん!(←雪音さん好き)

でこごっつんは、アレです 勝手にそういう展開になってました(笑)
雪音さんに痛い思いをさせてすみませんでした!
しかし雪音さんならばちょっと怒ったようにしつつも仕方ないなぁという目で見てくれそうだと勝手に思っています!

ももも悶えてくださってありがとうございます大好きと言ってくださって嬉しいです!!!
銀ちゃんの呼び方もありがとうございます!
修正しておきました!


>イトルさん
Σ王道だなんてそんな!
いえそう言っていただけるなら私は嬉しいのですが(真顔)
尻尾もふり隊は現在インフィ君と咲ちゃんが隊員だったような記憶があるので、
入隊希望ならばどうかインフィ君と咲ちゃんに聞いてください☆(
ナスクは隊員とかそんな事お構いなしにもふりますがね!!!(怖い)

私的この二人の関係図は、ナスク→銀ちゃん(マブダチ) 銀ちゃん→ナスク(妹)
銀ちゃんはナスクの事を妹みたいなものだと思ってる、そのものかしさがいいと思っております。
…もどかしいですが(笑)
ですがたまにはがっつり恋愛もやってみたいと(ry

ジャックさんならお願いするときっと、照れつつも抱き上げてくれると思いますよ!
ここでのナスクの抱き上げ方はただ持ってるだけなイメージで書きましたが、イトルさんならお姫様抱っこで!
シン 2010/01/05(Tue)13:44:46 編集
無題
まさかのコメント遅れすみませんすでに腹を切ってきました床は後で拭いておきます。二度にもわたる萌え小説ご馳走さまですシンさんは私を萌という凶器で殺そうとしていると今まで何度も言ってきましたが私はきっと既に殺(や)られているのだと確信しましたわかりますシンさんは私の来世までも奪うおつもりですね本望ですありがとうございます成仏します。
すみませんもう我慢できませんホント




萌えええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!(膝崩)

超萌えた!!!!!!萌えたぞおおおおおおおお!!!!!!
銀牙はシンさんの子でいいと思いますどんだけ銀牙動かすの上手いんですか本人すぎましたMAJIDE!!!!!ってかナっちゃんホントマジでいいの!!??いいの!!???ヤバイですからホントもう銀茄子のイチャイチャ具合ときたらハンパネェ!!!!!だがそれがいいもっとやれ!!!!!!うおおおおおおおGINNASU★LOVE★FOREVERーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

失礼しました少し落ち着きます。
傍から見たら完全にバカップルなのがたまりません。おや?そういう設定ではないのですか私にはそう見えますすがこれは私の妄想というフィルターですかすみません仕様です。
もどかしさがもはや鬼畜並みですがこれが銀茄子だと思いますしかし私もがっつり恋愛させてみたいです。
 
とりあえず「自分はナスク殿のものではないでありますよ」と言った銀牙をぶん殴ってお前はナっちゃんのものだと説教してやりたい所存です。(真顔)
もう他にも色々ありましたが何がなんだかわからないテンションに文章がついてきませんありがとうございます。
本ッ気でご馳走さまでした…!!!!
ハレタカ 2010/01/05(Tue)19:29:00 編集
>ハレタカさん
ちょ ハレタカさんテンション高いwww
いえいえ私の方こそ何度もハレタカさんに萌え殺されていますからね我慢出来ないのは私の方ですからね(ニコ)
萌えてくださってありがとうございます!!!!!!
銀ちゃんがナスクのものでいいなら勿論ナスクも銀ちゃんのものですよ(ニコ)
私にも銀茄子は完全にバカップルに見えますが、成る程どうしてもバカップルになってしまうのは私がそのフィルターを通して銀茄子を書いているからだと思われます。
もっといちゃいちゃさせたい!
なのにこれ以上の恋愛関係になってくれない!!!
成長したナスクなら想像出来るのに何ぞ!!!!!
だがそれが銀茄子なのだと今は諦めています。
脳内ではもっとアダルティーな恋愛も妄想してゲフンゲフン
銀ちゃんを貸していただきありがとうございました!!!
シン 2010/01/05(Tue)20:46:28 編集
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